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映画『視える』

恐怖は音もなく、静かに増幅していく。
11/7 Fri
シネマート新宿ほか全国順次増殖開始
殺された姉の死に迫るゴシック・超常サスペンスホラー
ビリング

Introduction

アイルランドの新鋭 ダミアン・マッカーシー監督が贈る クラシカルな恐怖

盲目の女性霊媒師が不気味な木製マネキンを使い、姉の不審死の真相を暴いていく。古い邸宅、ゴーレム、盲目の霊媒師、密室の連続殺人──次々と現れる伝統的かつ呪術的な恐ろしさ、そしてスリラー要素に満ちたソリッドなホラー。

2024年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でプレミア上映されると話題沸騰。夜に開催され、サスペンス・ホラーの登竜門と言われるミッドナイターズ部門で観客賞を受賞した注目の1作。ダミアン・マッカーシー監督が長編2作目にして高い評価を獲得し、国際的に注目を集めた話題作。低予算ながら練られた巧みなカメラワークと、観る者の心をじっくりと不安にさせていく雰囲気は「単なるジャンプスケアではない」「Jホラーを彷彿とさせる」と評され、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは驚異の支持率96%(9/22現在)を記録。古典的かつ独創的な恐怖表現が多くのホラーファンの心を掴んでいる。キャストには、『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でブライアン・メイを好演したグウィリム・リーが、ダニーの元夫・テッド役として出演。本作で重要なキーパーソンを担う。

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Story

殺された姉の死を追って、 闇の中で彼女が“視た”ものとは──

ある夜、郊外の屋敷で女性・ダニーが惨殺されるという悲劇が起きる。容疑者は、現場に現れた精神科病院の患者とされていたが、事件は多くの謎を残したまま幕を閉じた。それから1年後、盲目で霊能力を持つダニーの妹・ダーシーが、不気味な木製マネキンと共に、ダニーが殺された屋敷を訪れる。そこには、ダニーの元夫・テッドと、その恋人・ヤナが暮らしていた。姉の死の真相を探ろうとするダーシーを待ち受けていたのは、思いもよらぬ真実と恐怖だった──。

Cast&Staff

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ダーシー&ダニー役
キャロリン・ブラッケン
Carolyn Bracken

1982年、アイルランド出身の俳優。4歳で劇団に入り、演技を始める。『視える』にて2025年のIFTAフィルム&ドラマアワード(アイルランドのオスカー)にて主演女優賞にノミネート。 その他の主な出演作は、『ダーケスト・ウォーター』(17)、『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』(21)、『コット、はじまりの夏』(22)などがある。

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テッド役
グウィリム・リー
Gwilym Lee

1983年、イギリス出身の俳優。ロックバンドQUEENの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(18)にてギタリストのブライアン・メイを演じたことで有名。 10代の頃から劇団などで俳優として活動し、テレビドラマ「Animal Ark」(97-98)に出演。『ツーリスト』(10)にて長編映画デビュー。その他の主な出演作は、『Here 時を越えて』(24)などがある。

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ヤナ役
キャロライン・メントン
Caroline Menton

アイルランド出身の俳優。『視える』にて長編映画デビュー。

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オリン・ブール役
タイグ・マーフィー
Tadhg Murphy

1979年、アイルランド出身の俳優。幼少期の事故により右目を失明し、現在は義眼を使用している。『視える』をはじめ、これまでの出演作ではその特徴を活かした役柄に挑んでいる。 主な出演作は、『ビルド・ア・ガール』(19)、『ノースマン 導かれし復讐者』(22)などがある。

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アイヴァン役
スティーブ・ウォール
Steve Wall

イギリス出身のミュージシャン・俳優。アイルランドの人気ロックバンド「The Walls」「The Stunning」の創設メンバー。『視える』にて、2025年のIFTAフィルム&ドラマアワードにて助演男優賞賞にノミネート。
主な出演作は、『ネイルズ 悪霊病棟』(17)、『マイ・フーリッシュ・ハート』(18)、『ホール・イン・ザ・グラウンド』(19)、『デューン 砂の惑星PART2』(24)などがある。

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監督・脚本
ダミアン・マッカーシー
Damian McCarthy

1981年、アイルランド出身の映画監督。
レンタルビデオ屋を経営していた両親の影響で、ホラー映画に興味を持ち、自身で映画製作を手掛ける夢を持つ。数本の短編を制作した後、『Caveat』(原題・20)にて長編映画デビュー。
2作目の『視える』では、2024年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でプレミア上映され、ミッドナイター部門にて観客賞を受賞。現在、3作目である長編映画の脚本を制作中。

Comment

川奈まり子
作家

ひとことで言ってパーフェクト!
ゴシック調の映像美と謎解きミステリーのロジックや現代性を1ミリの破綻も無く融合させた完璧なサスペンスホラーでした

好事家ジェネ
YouTuber

嗚呼、痛快だ! 欲に穢された屋敷で静かにはじまる、美しき血の断罪。
例え天が見逃そうとも、日陰に生き闇を見つめる者にそれは「視える」。
いつだって正しく優しいのは、人形と死者という、もの言わぬひとなのである。

田中俊行
呪物蒐集家

闇の中で誰かの息遣いを感じるとき、私たちは何を“視て”いるのか。この映画は、静かな悪意と美しい映像で感覚を狂わせてくる。
観終えてもしばらく現実に戻れない。
盲目霊媒師の呪物、全部欲しい。たぶん呪われてもいい。

はやせやすひろ
都市ボーイズ

呪われた品を取り扱う骨董店が物語の軸となる時点でもう最高!呪物コレクターの僕は「これも欲しい。あれも欲しい」とショッピングの様に映画を鑑賞しました。中でも気に入ったのは呪いの木製マネキン。うちに来たらどこに置こうかな?などと呑気に観ていると、自宅で保管している呪物たちが一気に恐ろしく感じてしまう程の衝撃の結末。呪物コレクターさえも恐怖する映画「視える」かなりオススメです!観ないと呪われるかも…。

山崎圭司
映画ライター

現実にないものが「視える」ことは、常人の理解が届かぬ不可解の暗闇を一条の光で照らす。しかし同時に、決して共有できないその光の眩さゆえに、さらに濃い疑念の影を生む。だが、「視える」ことを羨ましがる必要はない。この映画があえて描き飛ばす重要な空白を想像で補う。そのとき、心の眼には存在しないはずの背筋も凍る光景が確かに「視える」からだ。強制的に「視える」を起動させる本作は、実に恐るべき心霊スリラーである。