無料のクラウド機能とトライアル特典

Google Cloud の無料プログラムは、 Google Cloud のご利用が初めてで基礎を学ぶ必要がある方にも、すでにご利用中で新しいプロダクトのイノベーションを試したい方にも役立つプログラムです。この記事では、 Google Cloud 無料プログラムの構成について説明します。

Google Cloud 無料プログラムは、次のものから構成されています。

  • $300 相当の 90 日間無料トライアル: Google Cloud および Google Maps Platform を初めて利用される方を対象として、$300 相当の無料の Cloud Billing のクレジットを含む 90 日間の無料トライアルが用意されています。 Google Cloudと Google Maps Platform のプロダクトやサービスの検討、評価にご利用いただけます。このクレジットは、1 つのプロダクトで利用することも、複数のプロダクトを組み合わせて利用することもできます。
  • 無料枠: 月々の使用量上限内であれば、 Google Cloudのどのユーザーも Compute Engine、Cloud Storage、BigQuery などの一部の Google Cloud プロダクトを無料で利用できます。無料トライアルのクレジットまたはトライアル終了後も、無料枠の上限内であれば、Cloud 請求先アカウントのお支払い方法にリソースの使用料が課金されることはありません。
  • Google Maps Platform の無料利用枠: Google Maps Platform には、無料利用枠や使用量に応じた割引などの料金特典が用意されています。詳細については、課金と料金の概要をご覧ください。Google Maps Platform の従量制料金の詳細については、Google Maps Platform の料金ページをご覧ください。このページでは、マップ、ルート、プレイス、環境の月額費用の計算ツールを利用できます。
  • Gemini 2.0 Flash Thinking をご利用いただけます。
  • AI API や BigQuery などの人気プロダクトの毎月の無料使用枠をご利用いただけます。
  • 自動請求は行われず、契約も不要です。

常に無料で利用可能な 20 以上のプロダクトを確認する

AI API、VM、データ ウェアハウスなど、一般的なユースケース向けの 20 以上のプロダクトを無料でご利用いただけます。

$300 相当の 90 日間無料トライアルの特典

無料トライアルでは、Cloud Billing クレジットを無料で提供しています。これは、 Google Cloudについて学習する際に使用するリソースへのお支払いに充当できます。

プログラムの対象者

無料トライアルを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 以前に Google Cloud、Google Maps Platform、Firebase を有料で利用したことがない。
  • 以前に無料トライアルに登録したことがない。
  • インドにお住まいの方が無料トライアルに登録するには、無料トライアル用の Firebase の請求先アカウントを作成する前に、INR ベースの Cloud 請求先アカウントを作成する必要があります。
  • 無料トライアルの登録を完了するには、お客様の身元確認のため、無料トライアルの Cloud 請求先アカウントを設定する際にクレジット カードまたは他のお支払い方法の入力が必要になります。Cloud 請求先アカウントのステータスが無料トライアル アカウントになっている場合、Google から請求されることはありません。
プログラムの開始

無料で開始」の登録が完了すると、90 日間 $300 分の無料トライアルが自動的に開始されます。無料トライアル期間の一時停止と延長はできません。

無料トライアルを開始すると、登録時に提供された情報を使用して、無料トライアル アカウントという制限付きの Google Cloudアカウントが作成されます。このアカウントには次の特徴があります。

  1. 「My First Project」という名前の新しい Google Cloud プロジェクト:
  2. 「My Billing Account」という名前の新しい Cloud 請求先アカウント:
  3. 登録プロセスで提供された情報で構成された新しい Google お支払いプロファイル:
    • お支払いプロファイルには、プロファイルの管理責任者の名前、住所、納税者番号(法的に義務付けられている場合)などの情報が保存されます。
    • 無料トライアルの登録時に指定したお支払い方法は、Google お支払いプロファイルに保存され、管理されます。
    • お支払いプロファイルへのアクセスを管理するため、無料トライアルの登録時に指定したユーザー名が、このお支払いプロファイルの管理者およびメインの連絡先担当者に指定されます。
プログラムの適用範囲

無料トライアルのクレジットは、Google Maps Platform の使用も含め、すべての Google Cloudリソースに適用されますが、次の制限があります。

  • VM インスタンスに GPU を追加することはできません。
  • 割り当て上限の引き上げはリクエスできません。Compute Engine の割り当ての概要については、リソースの割り当てをご覧ください。
  • マネージド API( Model as a Service)として提供される生成 AI パートナー モデルでは、無料トライアルのクレジットにアクセスしたり、使用することはできません。
  • Windows Server イメージに基づいて VM インスタンスを作成することはできません。
  • Google Cloud VMware Engine リソースを作成することはできません。

上記のいずれかを行うには、完全な Cloud 請求先アカウントを有効にする必要があります

制限される操作

リソースの制約以外に、無料トライアルの期間中に禁止されているユースケースについては、無料トライアルの利用規約をご覧ください。たとえば、無料トライアルの期間中は、 Google Cloud サービスを使用して暗号通貨のマイニングを行うことはできません。

プログラムの期間

以下のいずれかの場合、無料トライアルは終了します。

  • $300 相当のクレジットを使い切った場合。
  • 登録から 90 日が経過した場合。

無料トライアル期間中は、 Google Cloud コンソールの請求先アカウントの概要ページに残りのクレジットと日数が表示されます。

無料トライアル期間中に料金が発生することはありません。無料トライアルが終了すると、トライアル中に作成したすべてのリソースが停止します。有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にする場合を除き、課金はされません。

利用規約

無料トライアルの利用規約 Google Cloud の利用規約にご同意いただく必要があります。

サービスレベル契約

無料トライアルの期間中はサービスレベル契約が適用されません。無料トライアルは、お客様に Google Cloudを操作し、評価していただくことを目的としたものです。無料トライアル中に Google Cloud で本番環境のアプリケーションを実行することはおすすめしません。

無料枠の使用

無料トライアルの期間中に、無料枠のリソースをご利用の場合、無料枠の使用により、無料トライアルのクレジットが消費されることはありません。

お支払い情報の確認

無料トライアルの登録時に、クレジット カード情報または他のお支払い方法の入力が必要になります。このお支払い情報は次の目的で使用します。

  • 本人確認を行うため。
  • お客様がロボットではないことを確認するため。
  • Google お支払いプロファイルを作成するため。
  • 無料トライアルの Cloud 請求先アカウントを作成するため。

ご利用いただけるクレジット カードの種類など、お支払い方法に関する詳細についてはご利用可能なお支払い方法をご覧ください。

無料トライアル中にお支払い方法の有効期限が切れた場合や無効になった場合、Cloud 請求先アカウントは一時停止されます。

お支払い情報をご入力いただくと、情報確認のみを目的とする 1 回限りの取引を Google からお送りします。有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にする場合を除き、この確認プロセスの後に請求されることはありません

お送りする取引内容は次のとおりです。

  • これは Cloud 請求先アカウントを確認するための承認リクエストです。確定された請求ではありません。

  • クレジット カードや明細書には、Google からの取引であると記載されます。

  • 取引金額は $0.00~$1.00(米ドル)になります。銀行によって現地通貨に換算される場合があります。

  • 銀行口座の情報をご入力いただいた場合は、取引が明細書に反映されるまでに最大で 3 日ほどかかることがあります。

  • クレジット カード情報をご入力いただいた場合は、Google からの請求金額が明細書に記載されます。請求が自動的に取り消されるまで最大で 1 か月ほどかかる場合があります。

国によっては、登録プロセスを完了するために銀行口座を確認しなければならない場合があります。銀行口座の確認について詳しくは、銀行口座の確認をご覧ください

  • Gemini 2.0 Flash Thinking をご利用いただけます。
  • AI API や BigQuery などの人気プロダクトの毎月の無料使用枠をご利用いただけます。
  • 自動請求は行われず、契約も不要です。

常に無料で利用可能な 20 以上のプロダクトを確認する

AI API、VM、データ ウェアハウスなど、一般的なユースケース向けの 20 以上のプロダクトを無料でご利用いただけます。

無料トライアル期間中の課金をモニタリングする

Google Cloud コンソールから Cloud Billing レポートにアクセスして、使用料金とクレジットのモニタリングや分析を行うことができます。

通常、無料トライアル期間中は請求額がゼロになりますが、請求とクレジットの詳細を確認することで、無料トライアルの終了後に Google Cloud の使用で発生する費用を把握できます。

請求レポート: 使用料金の分析

請求レポートでは、多くの設定とフィルタを選択して、 Google Cloud の使用料金を表示し、分析を行うことができます。

Cloud Billing レポートを開く

使用料金が発生し、クレジットが消費される個々のサービスを確認するには、費用を SKU 別にグループ化します。

レポートの [使用料金] 列には、オンデマンド料金で計算された使用料金が表示されます。無料トライアルのクレジットと、無料枠の上限の対象となる使用量のクレジットは、[その他の節約額] 列に表示されます。

SKU でグループ化された Cloud Billing レポートを表示した例:

SKU 使用費用 コスト削減プログラム その他のコスト削減 小計
南北アメリカで動作する N1 事前定義インスタンス コア $33.75 $0.00 -$33.75 $0.00
Kubernetes リージョン クラスタ $55.80 $0.00 -$55.80 $0.00
Kubernetes ゾーンクラスタ $120.40 $0.00 $120.40 $0.00

Google Cloud の使用量の表示と分析に使用できるその他のレポート

無料トライアル特典の終了

無料トライアルは、すべてのクレジットを使い切った時点、または 90 日が経過した時点の、どちらか早い時点で終了します。無料トライアルの終了時には、次の条件が適用されます。

  • Google Cloudを引き続き使用するには、有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にする必要があります。

    有料のフルアカウントを有効にしない場合、無料トライアルの終了時にプロジェクトに対する課金が無効になります。

  • トライアルの期間中に作成したリソースはすべて停止されます。

  • Compute Engine に保存したデータはすべて削除対象としてマークされ、失われる可能性があります。詳しくは、 Google Cloudでのデータの削除をご覧ください。

  • お使いの Cloud 請求先アカウントは 30 日間の猶予期間に入ります。その間に、有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効して、トライアル期間中に Google Cloud サービスで保存したリソースとデータを復元できます。

  • Cloud 請求先アカウントがキャンセルされたことを通知するメッセージが届くことがあります。これは、料金が請求されないようにアカウントが一時停止されたことを示すものです。

無料トライアル特典をキャンセルする

有料の完全な Cloud 請求先アカウントをすでに有効にしている場合を除き、無料トライアルをキャンセルするために必要な操作はありません。

Cloud 請求先アカウントが無料トライアルのステータスに限定されている場合、無料トライアル期間中は料金が発生しません。無料トライアルが終了すると、トライアル期間中に作成したリソースはすべて自動的に停止されます。無料トライアルの請求先アカウントも一時停止され、請求はされません。

有料のフルアカウントを有効にした場合は、Cloud 請求先アカウントを閉鎖することで、有料の Cloud 請求先アカウントをキャンセルできます。請求先アカウントを閉鎖すると、すべての課金対象サービスが停止し、Cloud 請求先アカウントに対して料金が発生しなくなります。

有料の Cloud 請求先アカウントの課金を最小限に抑えるか、停止する方法をご確認ください。

有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にする

無料トライアルの開始後も、いつでも有料の完全な Cloud 請求先アカウントに切り替えることができます。これにより、トライアルの終了後もリソースを継続して利用できます。無料トライアルに含まれていない機能(GPU や Windows サーバーなど)が必要な場合にも、有料のフルアカウントに切り替えることができます。

有料のフルアカウントを有効にすると、次の条件が適用されます。

  • トライアル期間に終了前に有料のフルアカウントを有効にした場合: 有効期間内の無料トライアルのクレジットは Cloud 請求先アカウントに残ります。無料トライアルの期間中に作成したリソースは、中断せずにそのまま使用できます。

    クレジット残額を超えて使用したリソースについては、ご登録のお支払い方法(クレジット カードまたは銀行口座)で請求されます。

  • トライアル期間の終了日から 30 日以内に有料のフルアカウントを有効にした場合: リソースは削除対象としてマークされますが、復元できる可能性があります。詳しくは、 Google Cloudでのデータの削除をご覧ください。

  • トライアル期間の終了日から 30 日以上経過した後に有料のフルアカウントを有効にした場合: 無料トライアルで作成したリソースは失われます。

有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にするには

Google Cloud コンソールで、[有効化] オプションを使用して、無料トライアルの請求先アカウントを有料の完全な Cloud 請求先アカウントに変換できます。この変更は、Cloud 請求先アカウントの課金管理者が行う必要があります。

有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にするには、次の操作を行います。

  1. Google Cloud コンソールにログインします。

    Google Cloud コンソールにログイン

  2. ページ上部に表示されている 無料トライアルのステータス)バナーを確認します。

  3. [有効化] をクリックします。

    無料トライアルのバナーに [有効化] ボタンがない場合は、 Google Cloud コンソールのメニューバーで 無料トライアルのステータス)アイコンをクリックしてバナーを開き、[有効化] ボタンにアクセスします。

[有効化] ボタンが表示されない場合、次のような理由が考えられます。

  • この無料トライアル用 Cloud 請求先アカウントを有料のフルアカウントに変換するために必要な権限がない。有料のフルアカウントを有効にするには、Cloud 請求先アカウントの請求先アカウント管理者である必要があります。
  • この Cloud 請求先アカウントは、すでに有料のフルアカウントとして有効になっている。Cloud 請求先アカウントのお支払いステータスを確認するには、[お支払い] の概要ページを確認します。

Cloud 請求先アカウントの請求対象ステータスを確認する

Cloud Billing コンソールでは、Cloud 請求先アカウントの無料または有料(請求対象)のステータスと、無料トライアルのクレジットのステータスを確認できます。

  1. Google Cloud コンソールで Cloud 請求先アカウントに移動します。

    Cloud 請求先アカウントに移動

  2. 請求先アカウントが複数ある場合は、プロンプトが表示されます。このプロンプトで、表示する Cloud 請求先アカウントを選択します。選択した請求先アカウントのお支払いの概要ページが表示されます。

  3. お支払いの概要ページの上部に、請求先アカウントのステータスが表示されます。

    • 無料トライアル アカウント: この Cloud 請求先アカウントは課金対象ではなく、プログラムの対象範囲の制限無料トライアルの利用規約が適用されます。無料トライアルの終了から 30 日が経過すると、アカウントが一時停止される場合があります。
    • 有料アカウント: この Cloud 請求先アカウントは課金対象です。無料トライアルの終了前に有料の Cloud 請求先アカウントにアップグレードした場合、有効期間内であれば、無料トライアルの残りのクレジットを使用できます。クレジット残額を超えて使用したリソースについては、Cloud 請求先アカウントに請求されます。
  4. 無料トライアルの残りのクレジットのステータスを確認するには、[請求先アカウントの概要] タブでクレジットの情報カードを確認します。

    • Cloud 請求先アカウントがまだ無料トライアルの Cloud 請求先アカウントに限定されている場合、無料トライアル クレジット)の情報カードが表示されます。

      このカードには、無料トライアルの残りのクレジットのステータスと、[アップグレード] ボタンが表示されます。制限付きの無料トライアルの請求先アカウントを有料の完全な Cloud 請求先アカウントに変換するには、[有効化] をクリックします。

    • Cloud 請求先アカウントが有料アカウントの場合、クレジットの情報カードが表示されます。

      このカードには、無料トライアルの残りのクレジットのステータスが表示されます。無料トライアルの詳細を表示するには、[クレジットの詳細] をクリックします。

無料トライアル終了後の費用

有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にすると、無料トライアルの終了後に料金が発生します。また、無料トライアルの対象外のサービスを使用している場合は、無料トライアルの期間中も料金が発生します。Google Cloud と Google Maps Platform のサービスでは、使用したリソースに対してのみ料金が発生します。各サービスにはそれぞれ独自の料金モデルが設定されています。詳しくは、各サービスの料金ドキュメントをご覧ください。

費用のモニタリングと最適化

Cloud Billing には、 Google Cloud と Google Maps Platform の使用料金をモニタリングして最適化するためのツールがいくつか用意されています。

  • レポート - Cloud Billing レポートにアクセスして、使用料金と費用の削減額をモニタリングし、分析を行います。
  • 予算 - Cloud Billing の予算を作成すると、 Google Cloud の実際の費用を予定費用と照らし合わせて追跡できます。
  • 確約利用割引 - リソース要件が予測可能なワークロードがある場合は、確約利用割引(CUD)を購入することで費用を最適化できます。CUD では、特定の期間に最小限のリソースを使用することを確約することで、割引料金を利用できるようになります。

使用料金を見積もる

Google Cloudと Google Maps Platform の使用料金を見積もるには、いくつかの方法があります。

Google Cloud カスタマーケアに登録する

有料の完全な Cloud 請求先アカウントを有効にしたら、カスタマーケアに登録します。組織のテクニカル サポートのニーズに最適なサポート サービスを選択してください。

有料の Cloud 請求先アカウントの課金を最小限に抑えるか、停止する

費用を最小限に抑えるか、Cloud 請求先アカウントで請求が発生しないようにするには、次のことを行います。

無料枠

無料枠では、多くの一般的なGoogle Cloud プロダクトとサービスに無料でアクセスできます。無料トライアルとは異なり、無料枠はすべてのGoogle Cloud ユーザーが利用できます。

無料枠のリソースは通常、1 か月間隔で提供されます。無料枠のリソースはクレジットではないため、期間をまたがって累積することや、繰り越されることはありません。

無料枠の上限は、請求先アカウント単位で計算されます。

プログラムの対象者

無料枠プログラムを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 無料枠の使用量上限の表に記載されている特定のサービスについて説明がある場合を除き、Google との間で交渉済みの料金契約やカスタム料金表がない。
  • 無料トライアル期間中の有効な **無料トライアル アカウント**、または有料の完全な Cloud 請求先アカウントのいずれかである Cloud 請求先アカウントがある。
  • Cloud 請求先アカウントが有効で、良好な状態である。

対象外とみなされた場合は、使用したリソースに対して通常料金が請求されます。無料枠の使用に対して誤って課金されていると思われる場合は、Cloud Billing サポートにお問い合わせください。

プログラムの開始

無料枠が用意されているリソースを(無料枠の上限内で)を使用する前に特別な操作を行う必要ありません。

プログラムの適用範囲

無料枠の適用範囲は、サービスによって異なります。すべての Google Cloud サービスで、無料枠の一部としてリソースを使用できるわけではありません。無料枠の使用量上限を超えると、自動的に標準料金が適用されます。

プログラムの期間

無料枠には終了日はありませんが、Google はサービスを変更する権利を有します。これには使用量上限の変更や削除が含まれ、実施の 30 日前に通知するものとします。

利用規約

Google Cloud 利用規約に同意していただく必要があります。

無料トライアルの期間中の使用

無料トライアルの期間中に無料枠の対象となるリソースをご利用になる場合、そのリソースの使用分が無料トライアルのクレジット分から差し引かれることはありません。

無料枠の使用量上限

無料枠のリソースは、下の表の Google Cloudサービスで利用できますが、各項に記載されている上限が適用されます。Google Maps Platform の詳細については、料金ページをご覧ください。

App Engine

Google Cloud 無料枠を使用できるのは、スタンダード環境のみです

詳細

Application Integration
  • 最大 400 回の統合の実行
  • 1 か月あたり最大 20 GiB のデータ処理
  • Google サービスの最初の 2 つの接続ノード

詳細

Artifact Registry

0.5 GB のストレージ(1 か月あたり)

詳細

AutoML Natural Language
  • 5,000 ユニットの予測(1 か月あたり)

詳細

AutoML Tables
  • 6 ノード時間のトレーニングと予測

詳細

AutoML Translation
  • 50 万文字の翻訳(1 か月あたり)

詳細

BigQuery
  • 1 TB のクエリ(1 か月あたり)
  • 10 GB のストレージ

詳細

Cloud Build

詳細

Cloud Deploy
  • 最初の有効なデリバリー パイプライン(請求先アカウントごと)

詳細

Cloud Key Management Service
  • 1 か月あたり 100 個のアクティブな鍵バージョンが無料
  • 1 か月あたり 10,000 回の暗号オペレーションが無料

月間の無料使用量は、Cloud KMS Autokey を使用して作成された鍵バージョンにのみ適用されます。

詳細

Cloud Logging と
Cloud Monitoring
  • 無料のロギングの割り当て(1 か月ごと)
  • 無料の指標の割り当て(1 か月ごと)

詳細

Cloud Natural Language API
  • 5,000 ユニット(1 か月あたり)

詳細

Cloud Run
  • 200 万リクエスト(1 か月あたり)
  • 360,000 GB 秒のメモリ、180,000 vCPU 秒のコンピューティング時間
  • 北米からの 1 GB のアウトバウンド データ転送(1 か月あたり)

詳細

Cloud Run functions
  • 200 万回の呼び出し(1 か月あたり、バックグラウンド呼び出しと HTTP 呼び出しを含む)
  • 400,000 GB 秒、200,000 GHz 秒のコンピューティング時間
  • 5 GB のアウトバウンド データ転送(1 か月あたり)

詳細

Cloud Shell
  • 5 GB の永続ディスク ストレージを含め、Cloud Shell に無料でアクセス

詳細

Cloud Source Repositories
  • 5 ユーザーまで
  • 50 GB のストレージ
  • 50 GB のアウトバウンド データ転送

詳細

Cloud Storage
  • 5 GB 月のリージョン ストレージ(米国リージョンのみ)
  • 5,000 回のクラス A オペレーション(1 か月あたり)
  • 50,000 回のクラス B オペレーション(1 か月あたり)
  • 北米から全リージョン宛ての 100 GB のアウトバウンド データ転送(1 か月あたり、中国とオーストラリアを除く)

無料枠を利用できるのは us-east1us-west1us-central1 リージョンのみです。使用量の計算は、これらのリージョンすべての合計が集計されます。

詳細

Cloud Vision
  • 1,000 ユニット(1 か月あたり)

詳細

Compute Engine
  • プリエンプティブル以外の 1 つの e2-micro VM インスタンス(1 か月あたり)。次の米国リージョンのいずれかで利用できます。
    • オレゴン: us-west1
    • アイオワ: us-central1
    • サウスカロライナ: us-east1
  • 30 GB 月の標準永続ディスク
  • 北米から全リージョン宛ての 1 GB のアウトバウンド データ転送(1 か月あたり、中国とオーストラリアを除く)

無料枠の e2-micro インスタンスの上限は、インスタンス数ではなく時間に基づきます。当月内の合計時間数と同等の時間数を使い切るまで、毎月のすべての e2-micro インスタンスの使用は無料になります。使用量は、サポートされているリージョンすべての合計が集計されます。

GPU と TPU は無料枠に含まれません。VM インスタンスに追加した GPU と TPU については常に請求されます。詳細

Firestore
  • プロジェクトあたり 1 GB のストレージ
  • 50,000 回の読み取りオペレーション、20,000 回の書き込みオペレーション、20,000 回の削除オペレーション(1 プロジェクトあたり)

詳細

Google Kubernetes Engine

Cloud 請求先アカウントごとに 1 つの Autopilot またはゾーンクラスタのクラスタ管理料金が無料になりますAutopilot モードで作成されたクラスタの場合、Pod は vCPU、メモリ、ディスクのリソース リクエストに対して秒単位で課金されます標準モードで作成されたクラスタの場合、各ユーザーノードには Compute Engine の標準料金が適用されます。

詳細

Google Maps Platform
  • 詳しくは、料金ページをご覧ください。
Pub/Sub
  • 10 GB のメッセージ(1 か月あたり)

詳細

reCAPTCHA
  • SKU ID F553-86ED-15F4 の場合、1 か月あたり 10,000 回の assessments.create または siteverify 呼び出し。
  • SKU ID A1ED-4B1C-A692 と 922B-4FA3-9210 の場合、1 か月あたり 100 万回の assessments.create または siteverify 呼び出し。

詳細

Secret Manager
  • 6 個のアクティブ シークレット バージョン(1 か月あたり)
  • 10,000 回のアクセス オペレーション(1 か月あたり)
  • 3 個のシークレット ローテーションの通知(1 か月あたり)

詳細

Speech-to-Text
  • 60 分(1 か月あたり)

詳細

Video Intelligence API
  • 1,000 ユニット(1 か月あたり)

詳細

Web Risk
  • 100,000 回の uris.search 呼び出し(1 か月あたり)
  • 100 回の uris.submit 呼び出し(1 か月あたり)
  • この無料枠は、Web Risk の交渉済み料金契約がある場合も利用できます。

詳細

Workflows
  • 5,000 個の内部ステップ(1 か月あたり)
  • 2,000 個の外部 HTTP 呼び出し(1 か月あたり)

詳細

無料枠の使用量上限の超過

無料枠の使用量上限を超えると、自動的に標準料金が課金されます。

Google Cloud コンソールで予算とアラートを設定すると、費用のモニタリングと管理に役立ちます。

Google Cloud Marketplace プロダクトとプレミアム OS ライセンス

Compute Engine の使用が無料枠の対象となっている場合でも、使用した Google Cloud Marketplace プロダクトとプレミアム OS ライセンスについては通常料金が発生します。

サポートの利用

直接サポート
  • すべての Cloud 請求先アカウントには課金サポートが含まれています。課金サポートを利用するには、請求先アカウント管理者である必要があります。
  • Google Cloud サービスのテクニカル サポートにアクセスするには、サポートプランをアップグレードしてください。
ドキュメント
コミュニティ サポート