このガイドでは、Google AI StudioからGemini APIキーを取得し、それをご自身の資産ポートフォリオ管理アプリケーションのソースコードに組み込む手順を解説します。さらに、ご自身の保有資産に合わせてカテゴリーを自由にカスタマイズする方法もご紹介します。
まず、ポートフォリオ分析の心臓部となるGemini APIのキーを取得します。
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Google AI Studioにアクセス: 次のURLにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
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APIキーを生成: 画面の右上にある「+ APIキーを作成」ボタンをクリックしてください。
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APIキーをコピー: 新しいAPIキーが即座に生成されます。表示されたキーをコピーしてください。このキーは後でソースコードに貼り付けます。
注意: このAPIキーは第三者に知られないよう、厳重に管理してください。
次に、取得したAPIキーをアプリケーションのソースコードに組み込みます。
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ソースコードを開く: あなたのプロジェクトのソースコードファイルを開きます。
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apiKey変数を探す:
const apiKey = "";という行を見つけてください。 -
APIキーを貼り付け: ダブルクオーテーション(
"")の間に、ステップ1でコピーしたご自身のAPIキーを貼り付けます。変更前:
const apiKey = "";
変更後 (例):
const apiKey = "YOUR_API_KEY_HERE"; // "YOUR_API_KEY_HERE"の部分に実際のキーを貼り付けます
これで、あなたのアプリケーションがGemini APIと通信し、ポートフォリオの分析を行えるようになりました。
このアプリケーションでは、あなたの保有資産に合わせて金融機関や資産の種類を自由に設定できます。
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設定ファイルを開く:
id="config"と書かれている部分の近くにあるcategoriesConfigという定数を見つけます。 -
カテゴリーを編集:
categoriesConfigの中には「銀行口座」や「証券口座」といった項目があります。ここのリストをあなた自身の利用状況に合わせて編集しましょう。- 金融機関の追加/削除: リストにない銀行(例:「PayPay銀行」)や証券会社を追加したり、利用していないものを削除したりできます。
- 資産種類の編集: 各金融機関に紐づく資産の種類(例:「普通預金」「国内株式(NISA)」「投資信託」など)も自由に追加・変更が可能です。
カスタマイズ例:
const categoriesConfig = { "未設定": { "未分類": null }, "銀行口座": { "みずほ銀行": ["普通預金", "定期預金", "外貨預金", "投資信託"], "三菱UFJ銀行": ["普通預金", "定期預金", "外貨預金", "投資信託"], "PayPay銀行": ["普通預金", "定期預金"], // ← 新しく追加 // ...その他、利用していない銀行は削除... }, "証券口座": { "楽天証券": ["国内株式", "米国株式", "投資信託", "iDeCo"], // ← iDeCoを追加 "SBI証券": ["国内株式(NISA)", "米国株式", "投資信託", "債券"], // ... }, };
以上の設定を行うことで、Gemini APIを活用した、あなた専用の資産ポートフォリオ分析アプリケーションが完成します。ご自身の資産状況を詳細に分析し、将来の資産形成に役立ててください。