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割安中小型株、還元強化の余地大きく TOB急増も恩恵
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 8月から、私が運用する投資信託「ニッポン中小型株ファンド」、「大和住銀日本小型株ファンド」の募集を再開しました。運用資産の増加によって品質を保てない恐れが出てきたため、2023年8月から新規設定の受付を停止していました。運用資産の減少とチーム体制の見直しによって能力に余裕ができてき
「ドル安=米国外需株に恩恵」なら日本の景気敏感株つれ高
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 トランプ米政権との関税交渉が進み、一定の合意に至った。これに伴い、高値圏にありながらもレンジを抜け出せずにいた日本株の動きは激しさを増している。 追加関税の税率は提示されていた25%から15%へと大幅に引き下がったが、新たに関税が課されること自体に変わりはない。米国が自国の利益を最
グロース株優位は米利下げの9月まで続く AI・ゲーム・IT有望
日本株の投資戦略を立案する上でバリュー(割安)株相場とグロース(成長)株相場の見極めはとても重要である。その見極めの手掛かりとなるのが米長期金利だ。 米長期金利の上昇局面はバリュー株が優位の経験則 東証株価指数(TOPIX)バリュー指数とTOPIXグロース指数の相対株価と米長期金利の間には連動性がある(図表1)。米長期金利が上昇(低下)する際にはTOPIXバリューがTOPIXグロースをアウトパフ
海外勢の日本株買い 脱米国一極集中で持続へ
海外投資家による日本株買いが春から目立つ。グローバル投資家との対話を通じて大別すると2つの見方があるように思う。米国・世界経済を巡り、ひとつは楽観論からの買い、もうひとつは不確実性を踏まえた分散投資先としての消去法的な買い、といったものだ。後者の要因が大きいなら、中期的に海外投資家による日本株買いは持続する公算が大きいとみている。 ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについて
参院選と日本株、与党過半数割れなら調整リスク高まる
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 日本株の回復は想定以上の力強さ 3月下旬から4月上旬にかけて調整した日本株は、その後大幅に反発し、調整前の水準をほぼ取り戻す形となった。これまで、米国との関税交渉を巡る不透明感がくすぶる中、調整後の反発は半値戻し程度に留まり、再度「二番底」に向かう公算が大きいと想定していた。 想
データ持つ日本企業、ヒューマノイド8700兆円市場に商機
多極化世界での日本の立ち位置と戦略を考える 海外投資家から時折、日本の産業競争力への悲観的な見方を示されることがあります。確かに、米国の関税政策は、多極化へ向かう世界をさらに分断するリスクを強めています。製造業はサプライチェーン(供給網)の再構築を余儀なくされるおそれもあるでしょう。 それでも私は、日本は少なくとも米中の双方と対立する構造にはなく、むしろ欠かせないパートナーとなり得ると考えていま
揺れる環境でも設備投資、半導体・AI・DX関連株に成長期待
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 企業による設備投資の拡大サイクルが、米関税政策で事業環境や業績見通しの不確実性が高まる中でも続いている。資産を有効に使う視点も含め、しっかりと利益成長につなげているセクターや企業を探ってみる。 設備投資は2022年以来、拡大サイクルが続いている(図表1)。企業は不確実性の高まりから
生成AIが作る企業調査レポート プロとの情報差縮める力に
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 個人投資家でも活用可能でかつ効果が高いと思われるAIの活用法として「中小型株のリサーチレポートの製作」がある。 4000社ある上場会社の中で証券会社等が発行するリサーチレポートはおよそ1000社足らず、3000社近くにはほぼ情報がない。多くの会社から「掘り出し物」を探すのは砂浜で砂
25年度の総還元性向7割に 株価意識の経営、着実に定着
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 プライム(2・3月決算)企業の2024年度決算は売上高が前年比4.3%増、営業利益が7.0%増、経常利益が11.6%増、純利益が10.7%増と市場予想並みだった。25年度会社予想は売上高が前年比0.0%減、営業利益が2.5%減、経常利益が6.5%減、純利益が5.7%減と直近コンセン
配当「成長株」への期待 連続増配銘柄に見る稼ぐ力の強さ
ストラテジーα 市場に参加するうえでの実践的なストラテジーについての解説を市場のプロが寄稿。原則として毎週土曜に公開 米国では配当の成長が重視され、連続増配銘柄への関心が強い。S&P500種株価指数の構成銘柄のうち、25年以上連続して配当を増やす企業は「配当貴族」として良く知られている。配当利回りで主要銘柄を5分位に分けると、利回りが最も高い銘柄群でなく、利回りの高い第2分位の銘柄群が長期