Science

BUSTING PLANET BOUNDARIES
気候のティッピングポイントが迫っている──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
現在、世界中で起きているサンゴの白化現象は、気候変動に関する警告としては最悪の部類に属するものだ。
Science
AIの創造性は人間を上回らない(いまのところは):研究結果
ChatGPTをはじめとする生成AIが、創造性テストで平均的な人間を上回る成績を収めた。こうしたなか10万人規模の調査で明らかになったのは、最も創造的な人間との間に現時点では明確な差が存在するという事実だった。

Science
夜空に広がる天の川銀河の姿が、これまでになく鮮明に見えた
天の川銀河の南半球側を低周波電波で捉えた史上最大の画像が、オーストラリアの電波望遠鏡を用いた大規模観測によって完成した。星の誕生から終焉までのプロセスを解明する新たな手がかりになるという。

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AIに魂は宿るのか? グーグルのブレイス・アグエラ・イ・アルカスが語ったKeynote全文公開
グーグルでAIおよび関連分野の基礎研究に取り組むブレイス・アグエラ・イ・アルカスが「WIRED Futures Conference 2025」のキーノートセッションに登場。満員の会場を知的興奮で包み込んだその圧巻の全容を会員限定で公開する。

Science
ステライルニュートリノは存在しない? 30年越しの仮説を“否定”する実験結果
素粒子物理学の未解決問題に対する有力な仮説とされてきた単一の「ステライルニュートリノ」の存在が、米国の大型検出器を使った実験により実質的に否定された。ニュートリノ研究にとって大きな転換点となるかもしれない。

Science
「量子性」を測定する温度計が現代物理学にもたらすインパクト
物理学者たちは、熱力学第二法則に反しているように見える「異常な」熱の流れを利用することで、「量子もつれ」を壊さずに検出することに成功した。

Science
木星や土星の極域にある巨大な渦。その違いをめぐる“謎”の答えが見えてきた
木星や土星の極域には巨大な渦が存在するが、その現れ方は同じ巨大ガス惑星なのにまったく異なる。その謎の答えが新たな研究から見えてきたようだ。

Science
睡眠不足は想像以上に寿命を縮めている:研究結果
睡眠不足が寿命の短縮と強く関連していることが、このほど全米を対象にした大規模調査によって明らかになった。睡眠不足は喫煙に次いで健康に悪影響であり、食事や運動よりも平均寿命との強い関連性が確認されたという。

Science
「ドゥームスクローリング」をやめたいなら、睡眠コーチが必要かもしれない
これまで、睡眠指導の対象は主に乳幼児だった。いまその助けを必要としているのは、不安に苛まれ、スクリーンから目を離せなくなった大人たちだ。

Science
夜空に輝く謎の「赤い点」の正体は、若き日のブラックホールだった
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた謎の赤い点の正体が、このほど最新の研究によって明らかになった。初期宇宙に現れるこれらの天体は、どうやら高密度のプラズマに包まれた若い超大質量ブラックホールだったようだ。
Science
日本初、キングサーモンの完全養殖が成功するまで
日本国内初となるキングサーモンの完全養殖による稚魚が、このほど誕生した。まるで荒波に揉まれるような苦労だったという成功までの軌跡は、いかなるものだったのか。プロジェクトを主導してきた北海道大学大学院水産科学研究院教授の藤本貴史に訊いた。

Science
塩粒より小さな自律型ロボットが、顕微鏡の世界を泳ぎ回る
史上最小の完全自律型ロボットの開発に米国の研究チームが成功した。そのサイズは塩粒よりも小さく、光だけを動力にして数カ月間も水中を泳ぎ続けられるというが、いったいどんな構造なのか。

Science
鎮痛薬「トラマドール」は慢性的な痛みに効果薄? 副作用にも警鐘
慢性的な痛みの治療に広く用いられている鎮痛薬「トラマドール」。その効果は臨床的に意味のある水準に届かないことが、最新の研究で明らかになった。


Science
OpenAI、サム・アルトマンのMerge Labsに出資。非侵襲型BCIの実用化を目指す
サム・アルトマンが関与するMerge Labsが、OpenAIなどから総額約400億円の資金を調達した。同社は超音波とAIモデルを活用し、脳への埋め込みを必要としないBCIの実用化に取り組む。

NUCLEAR FUSION
商用核融合発電がいよいよ始動する──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
太陽のような自然界の無限のエネルギーは、長らく手の届きそうなところにありながらじれったいほど手に入れられなかった。2026年はついに、実現への歩みを進める年となるだろう。

HEALTH EQUITY
グローバルヘルスをAIツールが支援する──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
最も必要とする人々に医療を届けようとする取り組みは、これまでも大きな進歩を遂げてきた。AIを活用することで、さらに多くの命が救われるはずだ。
Science
魚のえらを模倣、マイクロプラスチックを補足する洗濯機用フィルター
魚のえらの仕組みをヒントに、洗濯機から排出されるマイクロプラスチック繊維を効率的に捕捉できるフィルターを、ドイツの研究者たちが開発した。一般家庭からのマイクロプラスチックの排出量を削減する切り札となるかもしれない。

Science
星なき“銀河になり損なった遺物”が初めて確認される
ガスとダークマターだけで構成され、星をまったく含まない“銀河になり損なった遺物”が初めて確認された。理論で予測されていた存在を裏付ける画期的な発見だという。

Science
物理学者を夢中にさせた“ナンセンス”な発想が、未来を切り拓く|WIRED Futures Conference 2025
量子誤り訂正の壁を越え、量子コンピューターを“使える技術”へと近づける物理学者ミハイル・ルーキンによる「WIRED Futures Conference 2025」キーノートをひもとく。

Science
CRISPRの先駆者が新会社を設立。希少疾患向けオーダーメイド遺伝子編集治療の次章へ
ノーベル賞受賞者ジェニファー・ダウドナが、新会社を共同創業した。遺伝子編集技術CRISPRと米国の新たな規制の枠組みを活用し、より多くの希少疾患患者に向けた個別化治療の実現を目指す。


Science
超新星爆発が迫る赤色超巨星「ベテルギウス」に、新たに確認された“伴星”の姿
超新星爆発が迫る赤色超巨星「ベテルギウス」に伴星が存在する証拠が確認された。ベテルギウスの変光のうち原因がよくわかっていなかった周期が長い変光は、この伴星が引き起こしているというのだ。

Science
太陽系外惑星を、天文学者はどう見つけているのか?
どれほど感度の高い望遠鏡を使っても、太陽系の外にある惑星そのものを見ることはできない。天文学者は、恒星の小刻みな揺れや「ブルーシフト」、「トランジット」といった現象を読み解き、見えない惑星を探している。

GEOENGINEERING
大富豪たちが地球環境への人工的介入を勝手に始める──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
大胆な億万長者たちが、ジオエンジニアリングによって気候を「修正」しようとする壮大な計画を次々と打ち出している。その未知のリスクにもかかわらず、世界のリーダーたちはそれを野放図にさせるだろう。

Science
恒星が爆発する“瞬間”の撮影に成功、夜空に輝く新星の真の姿
白色矮星の表面で起こる新星爆発を、発生直後に撮像することに国際研究チームが初めて成功した。画像によると、新星とは単一の衝動的な爆発ではなかったようだ。

PRECISION MEDICAL FORECASTING
AIによる精密医療予測が加齢性疾患を予防する──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
電子カルテのあらゆるデータを大規模推論モデルで解析することによって、個人ごとに最適化された精密な健康予測を行ない、疾患発症のはるか以前からの予防介入が可能になる。
Science
「タミフルは危険」に異議、子どもの異常行動の原因はインフルエンザそのものだった
インフルエンザ治療薬「タミフル」は、子どもの重篤な神経精神症状を引き起こす可能性が長年にわたって懸念されてきた。しかし実際のところ原因は薬ではなく、インフルエンザの症状そのものにあることが、このほど大規模な追跡調査で示された。

Science
“火星の時計”は、地球より477マイクロ秒速く進む:研究結果
火星に時計を設置すると、地球の時計より1日あたり477マイクロ秒ほど速く進むことが、米国の物理学者たちの計算によって初めて精密に導き出された。将来の火星探査における通信やナビゲーションの基盤となることが期待されている。

Business
CES 2026:「フィジカルAI」の支配に動くNVIDIAの野望
物理世界で動くフィジカルAIの技術を、NVIDIAが「CES 2026」で発表した。CEOのジェンスン・フアンの言葉からは、半導体とソフトウェアからなるプラットフォームを提供することで、“身体を手に入れたAI”を支配する野望が透けて見えてくる。

EXTRATERRESTRIAL EXTREMOPHILES
硫酸雲に覆われた金星に生命の兆候を探す──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
2026年、わたしたちは金星に生命が存在するのか、硫酸の雲、465℃の表面温度、地球の90倍の気圧という環境で生命が生き延び、繁栄できるのかを問いかけることになる。
Science
早期の英才教育は逆効果? 世界的な“天才”を生む真の条件
ノーベル賞受賞者やオリンピックメダリストなど、世界屈指の逸材の成長過程を分析した最新の研究で、従来の英才教育の前提が覆されようとしている。若い時期に専門分野に集中するよりも、複数の領域を探索した人のほうが大きな功績を残しやすいというのだ。

Science
ハイブリッド呼吸ができるバクテリア発見の衝撃
イエローストーン国立公園の熱水泉の中で、ある微生物が、これまで生物には不可能とされてきた離れ業をやってみせていた。酸素と硫黄を同時に呼吸していたのだ。
Science
トランプ政権が描くベネズエラの石油戦略、思惑と現実のギャップ
米政府は、ニコラス・マドゥロ大統領の拘束を、ベネズエラの膨大な石油資源を見据えた行動であることを隠していない。だが、米国企業が同国の石油を手にできるのか、そもそも参入に前向きなのかは不透明だ。

Science
土星の衛星タイタンの地下に「海」は存在しない?
土星最大の衛星タイタンの内部には、これまで予想されていたような広大な海は存在しない可能性が高いことが、最新の研究でわかった。タイタンにおける生命探査の方向性を大きく変える発見となるかもしれない。

Science
金属探知機の仕組み──埋もれた“お宝”をどうやって見つけるのか?
地面の下に眠る金や、紛失したリング。そんな“見えない宝物”を探し当てる頼もしい味方が金属探知機だ。まるで魔法のように思えるが、その裏側にはしっかりとした物理の世界が広がっている。

AI+METEOROLOGISTS
AIによる天気予報は前例のない異常気象に苦戦する──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
AIは過去の気象データからパターンを発見し、それに基づいて気候を予測する能力に優れている。だが、異常気象などで不安定化する気候の予測には、昔ながらの人間の専門技能も必要だ。

Science
アファンタジアであるとは、どういう人生を意味するのか
人口のわずか2〜3%といわれる、想像のなかでイメージを呼び起こす能力をもたないアファンタジアの人々は、「自分の人生をどう記憶するか」という点で大きな違いがあることが研究によって明らかになってきた。

ALZHEIMER’S TREATMENTS
認知症の治療法に具体的な前進が見られる──特集「THE WIRED WORLD IN 2026」
2026年はアルツハイマー病に関連する12の薬剤臨床試験結果が公表される見込みだ。薬を必要な部位に効果的に届ける点でも、治療法の進歩が期待される。
