オルツ不正の教訓 青学大・八田氏「危険性高い新興の監査は大手に」
オルツ不正の教訓 青学大・八田氏「危険性高い新興の監査は大手に」
人工知能(AI)開発の新興企業オルツによる不正会計問題が、日本の新規株式公開(IPO)や監査制度を揺さぶっている。売上高の最大9割を架空計上していたにも関わらず、監査法人や証券会社、取引所は見抜けず、投資家は多大な損失を被った。オルツの第三者委員会の調査報告書を有識者に読み解いてもらい、新興市場に与える影響や教訓を探る。初回は会計や監査論に詳しい青山学院大学の八田進二名誉教授。
はった・しんじ 青…